のーぶる☆わーくす 感想 〜俺の知ってるゆずソフトがこんなに面白いわけがない〜
- 出版社/メーカー: ゆずソフト
- 発売日: 2010/12/24
- メディア: DVD-ROM
- 購入: 2人 クリック: 62回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
ネタバレなし感想
主人公はナチュラルに変態で、茶目っ気に満ちています。
ただ、責任感は強く仕事に対する姿勢は真面目で、自分の都合よりも仕事優先。
エロシーンの数は灯里・ひなた・麻夜が4、瀬奈・静流が5、蛍が1。
エロエロというよりもイチャラブ。
恥ずかしがっている女の子が可愛らしいし微笑ましいです。
システム面が大変素晴らしく、ムービー回想*1あり、ワイドディスプレイ対応、デュアルディスプレイ時にフルスクリーンにしても画面に乱れが発生しない等、細かいところまで気配りが行き届いています。
特にムービーのボリューム調節があるという点が助かります。
女の子が可愛らしく、キャラ同士の掛け合いも楽しめます。
軽めの下ネタが多いですが、雰囲気を壊すほどではなく、ネタ臭さは程々に抑えられています。
シナリオはよくあるお嬢様モノで、大したことはありませんが、シリアスな展開は最低限押さえておかないところだけ描写し、キャラの魅力・掛け合いの面白さを全面に押し出しています。
非常によくできた萌えゲー。
何も考えずにプレイしながらキャラにニヤニヤ、あるいは会話にニヨニヨしたいという方には自信を持ってオススメできます。
良作です。
雑感
「どうした、ゆずソフト!? 熱でもあるのか!!」というのが正直な感想でして……。
今までのゆずソフトなら「うざいヒロイン」「行動力も甲斐性もない主人公」「無駄にシリアスなのにつまらないシナリオ」と三拍子揃っていたのがデフォルトでした。
ところがどっこい、今回は「可愛らしいキャラ」「行動力も甲斐性もユーモアすらも兼ね備えた主人公」「普通に読めるシナリオ」「キャラ同士の面白い会話」とこれまでの評価を180度ひっくり返す内容。
ライターにJ・さいろーさんが参加したのは大きかったんですねぇ……。
キャラ別感想
- 灯里……ツンデレ。デレた後に出てくる拗ねた際の表情とセリフがよい。性教育の教材にエロ同人はないと思います
- 瀬奈……主人公の発言を何故かエロい方向に解釈してしまう大暴走ならぬ大妄想メイドさん。おっぱい最高!!下着姿で横たわっているイベントCGが大好きで大好きで……
- 静流……付き合いだした後、お互いを「たーさま」「しーちゃん」と呼び合うバカップルに。彼女の幼児体型でそんなことを言われると理性が溶けます
- ひなた……幼児体型その2。怒った顔で「失敬、失敬ですよ!」など同じセリフを2回続けるのが可愛い。エロシーンでは胸が普通に膨らんでいて泣いた
- 麻夜……素の話し方で恥ずかしがっている姿がたまりませんな!! 声優が青葉りんごさんだとは気づきませんでした
- 蛍……空気。何で攻略できるの?
褒めてばっかりなので、ダメ出しも。
と言っても、ダメだしする部分は一つしかありません。
蛍が攻略できるのに、何で茅明が攻略できないんだ!!ということです。
茅明よりも蛍を攻略したいと思うユーザーが多いわけないでしょう。
でも、この「分かってねぇなぁ」というのが実に昔のゆずソフトっぽくて安心……、するわけありません。
FDの実績がないので、茅明攻略は望み薄ですかねぇ。
*1:EDムービー含む