令嬢の監獄 感想

令嬢の監獄

令嬢の監獄

ネタバレなし感想

ADV形式。
館調教モノ。
復讐に燃えている主人公は、能力・容姿的にはほぼスーパーマン


エロシーンの数は全部で48。
メインヒロインである碧月・琴乃・美緒が大体同じくらい、後は複数人プレイと小夜子がいくつか。*2
ヒロイン毎にプレイ内容に大差ありません。
せいぜい縄やムチを使った調教が激しいか緩いかくらい。
ヒロインも全員マッハ落ち。
調教ゲーとしては微妙なところですね。
ただ、エロいし抜ける。
オカズとしては最高でした。
主人公の責め方やヒロインの感じ方が細かに描写されていて、文章を読ませる正統派なエロシーンです。


あと良かったのがシナリオですね。
この作品の素晴らしいところはエロシーンとこのシナリオ部分。
ヒロインと結ばれるEndは前座です。
復讐を完遂させるEndこそに、この作品の魅力が詰まっています。
システム的には一度共通Endを経由した後、ヒロインのルートが攻略できるようになります。
オススメ攻略順は碧月→琴乃→美緒。
碧月と琴乃には前述したようにヒロインと結ばれるEndと復讐を完遂させるEndがあるので、前者→後者の順で。
美緒は1種類だけ。
美緒のEndが一番燃えました。
詳しく書くとネタバレになるので、プレイして確かめてください。



調教ゲーとしてはギリギリラインもしくは失格の作品ですが、館モノ・エロシーン・シナリオを考慮すると、この点数をつけざるを得ませんでした。
特にエロシーンは今でもお世話になっているので、減点部分がないどころか、むしろ加点したいです。
「抜きゲー」がやりたいなら、ぜひオススメ。

雑感

やっぱりね、鬼畜な調教ゲーにHappy Endはいらないと心底思いましたね。
完全に外道の道を進む主人公と堕ちきったヒロイン、彼らの壊れっぷりこそが鬼畜な作品には似合うわけで。
ぬるい救いを描くなんて、むしろ邪魔になるだけかと。
だからこそ美緒ルートのEndが一つだけなのは賞賛します。

*1:とうとうメーカーのサイトがお亡くなりになりました……

*2:キャラごとのエロシーンは3P・4Pが多く、割り出すのが難しいので、ご勘弁を