ゼロ年代エロゲ超個人的10選
ゼロ年代エロゲ超個人的10選 - じゃあ二分後に、踏切で
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ゼロ年代抜きゲ10作私選 - ここにいないのは
俺版ゼロ年代抜きゲー10選
便乗して書いてみることに。
コンセプト
基本、大作は入れてません。
どっちかというと、作品自体はそこそこだけれども、他には見られない「何か」を持っている作品を重視して選んでみました。
それから、もちろん私の趣味丸出し。
リスト
タイトル | 発売日 |
神愛 〜Shin ai〜 | 2002-05-10 |
こなたよりかなたまで | 2003-12-12 |
フォーチュンクッキー | 2004-03-19 |
巣作りドラゴン | 2004-06-25 |
ナースにおまかせ | 2004-09-24 |
ままらぶ | 2004-10-29 |
つよきす | 2005-08-26 |
天ツ風 〜傀儡陣風帖〜 | 2008-08-29 |
こっすこす! あなた好みのコスプレHしてあげる | 2008-09-26 |
素直くーる | 2009-05-29 |
OHPが無いところはげっちゅ屋へのリンクで代替。
Cyc 『神愛 〜Shin ai〜』
- 出版社/メーカー: ビーアイコミュニケーションズ
- 発売日: 2002/05/10
- メディア: CD-ROM
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現代人の主人公が異世界・異文化に紛れ込んだ伝奇モノやファンタジーモノは主人公の「価値観=正義」とする作品が多い中、主人公が持つ価値観*1とヒロインが持つ価値観*2の融和を綺麗に描いています。
DL販売もやっているみたいなので、買ってもう一度プレイしたい。
F&C 『こなたよりかなたまで』
- 出版社/メーカー: F&C・FC01
- メディア: DVD-ROM
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死生観がこの作品のメインテーマではないと言っておきたい。
参考
「こなたよりかなたまで」は結局どういう作品だったのか リライト 〜あるいは、願望上の出来事〜 - 電波ゆんゆん@はてな出張版
smart 『フォーチュンクッキー』
- 出版社/メーカー: ジェイ・ノード
- 発売日: 2004/03/19
- メディア: DVD
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「最後まで他人との関係を描き続けた作品」「家族という幻想に振り回されて縛られた登場人物たちを描いた作品」である『家族計画』のアンチテーゼとも言えるかな、と。
ソフトハウスキャラ 『巣作りドラゴン』
- 出版社/メーカー: ソフトハウスキャラ
- 発売日: 2004/06/25
- メディア: CD-ROM
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アリスソフトの作品と並ぶSLGの双璧。
アトリエかぐや 『ナースにおまかせ』
- 出版社/メーカー: アトリエかぐや(BerkshireYorkshire)
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: DVD-ROM
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この作品と出会わなければ、抜きゲーマーへなへなは存在していなかったといっても過言ではないでしょう。
涼子さんは若かりし頃の私のセックスシンボルならぬオナニーシンボルでした。
HERMIT 『ままらぶ』
- 出版社/メーカー: HERMIT
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丸戸さんの作品は外せんわなぁということでNG恋と迷ったけれども、ネタ分が少なくテキスト一本で勝負をしている、こちらを選びました。
きゃんでぃそふと 『つよきす』
- 出版社/メーカー: CandySoft
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オタクネタを使った作品の代表格。
NineTail 『天ツ風 〜傀儡陣風帖〜』
- 出版社/メーカー: nine tail
- 発売日: 2008/08/29
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立ち絵の差分を大量に使用し動かすことで、登場キャラたちが飛ぶ・跳ねる・走る・切る等の躍動感のある動きを見せてくれます。
静止画演出に限って言えば、今現在これを超える作品はありません。
CLOCKUP 『こっすこす! あなた好みのコスプレHしてあげる』
- 出版社/メーカー: CLOCKUP team ANISE
- 発売日: 2008/09/26
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あらゆる抜きゲーメーカーは、すべからくこのシステムを標準仕様にするべき。
裸足少女 『素直くーる』
- 出版社/メーカー: 裸足少女
- 発売日: 2009/05/29
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個人的には、これがゼロ年代を一番象徴していると思っています。
総括
ゼロ年代を振り返ってみたら「抜きゲーが変わった」「パロディゲーが当たり前のように見られるようになった」この2つが頭に浮かんできました。
前者については、主に「萌えゲー・バカゲーとのコラボが増えた」「ジャンルが細分化した」というものです。
90年代の抜きゲーといえば陵辱等のダークな作品が思い浮かぶのですが*3、ゼロ年代はうって変わって、例えばアトリエかぐやに見られるようなライトな路線が増えてきました。
かと言ってダークな作品が減ったのかというと、そうではなく、こちらで書いたようにジャンルがどんどん細分化していって、よりディープな路線に走っていきました。
後者については、本当にオタクネタや時事ネタを使った作品が多くなりました。
きっかけが何かは分かりませんが、今ではバカゲーといえばパロディを使った作品が殆どを占めるような気がします。
この2点を踏まえて、ゼロ年代を最も象徴する作品は何だろうかと考えると『素直くーる』になるんですよね。
ライト路線の抜きゲーであり、パロディゲーでもある。
そして、何より面白い。
ゼロ年代の最後の年に出てきたというのが、何とも運命的です。
まぁ、ジャンル的には『モノごころ、モノむすめ。』でもいいんですけど、それ以上に『素直くーる』にやられたので。