コンシューマ化とは
パルフェ~ショコラ second brew~ Re-order
- 出版社/メーカー: 戯画
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: DVD
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パルフェ -Chocolat Second Style-(通常版)
- 出版社/メーカー: アルケミスト
- 発売日: 2006/06/29
- メディア: Video Game
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パルフェ Chocolat Second Styleのネタバレを軽く含みます。
パルフェ Chocolat Second Style、玲愛ルート終わりました。
エロゲー批評空間の感想にも書きましたが、テキストを差し替えているところがちらほら見られました。
イベント名「里伽え○ん」が「里伽さーん」となっていたり*1、玲愛個別ルートに入った後の「由飛との待ち合わせ場所に行くまでの会話」での「玲愛の髪形に対する突っ込み」から超合金ネタが消えていたり。
全年齢対象というだけでなく、著作権(?)に関しても問題が出るのでしょう。
そう考えると、エロゲ市場は人目を憚りながら売っている言わば「闇市」のようなものに他なりません。
以前エロゲと文芸は何が違うのか?のタイトルでコラムを書きましたが、このコンシューマ化も似たようなことのように思えます。
漫画でネタとして使おうとしても、出版社からの許可がないと使えません。
それでも載っているということは、出版社からの許可が出ているのでしょう。
ならば、「何があっても出版社が責任を取れる」or「出版社が根回しを済ませてある」ということなのでしょう。
作ったものに対して、確たる責任を取ることのできる存在がいる。
また、エロの有無も問題なのかもしれません。
どうしても、あからさまなエロシーンがあると「低俗なもの」として見られがちになります。
そんなものに自分の作品がネタに使われるというのは、製作者にとって気分のいいものではないと思います。
18禁ゲームという日の目が届きにくい場所ならバレにくいですが、コンシューマ化してPS2などの一般的に認知度が高いハードでの発売ならば神経質になるのも分かります。
メディ倫・ソフ倫というある程度の規制はあります。
ただ、それも所詮エロ・グロ等に対してしか働いておらず、外部から18禁ゲーに何らかの問題が生じたときに対処できる組織・取り決めがありません。
経済的・社会的基盤がなく、最低限の取り決めの中でそれぞれのメーカーが好き勝手製作している状態。
これでは表から睨まれるようであれば、ケツをまくって夜逃げするしかない。
「エロゲー」ではなく「18禁ゲー」と認められるのは、まだまだ先のようです。
もしくは無理?
*1:見たときには爆笑しましたよ、何じゃそりゃと