シミュレーションゲームのセーブデータにはフローチャートを入れるべきという話

戦国ランス

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聖なるかな -The Spirit of Eternity Sword 2- SPECIAL PACKAGE

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姫狩りダンジョンマイスター

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エロゲのSRPGをプレイするたびに思うのが、「セーブデータ管理がめんどくさい」ということ。
この手のゲームは「早解き」をすればするほど、高ランクの評価を受けたり、クリア特典が豪華になる。
となると、早解きをするために、どのような進軍・用兵・攻守をすれば効率がいいかを試行錯誤しなければならない。
結果、一つのMAPで違う戦略を試したセーブデータを複数作らなければいけない羽目になる。
また、局地的な戦闘においても、どのような戦術で敵を撃破するかという事も考えていくと、一つのセーブデータから派生したセーブデータもいくつか必要になってくる。


例えばここに「A」「B」「C」というユニットがあって、「1」というユニットを倒さなければいけない。
この3つの駒の火力なら、順番を気にせず適当に攻撃すれば、余裕で倒せる。
しかし、その後に控えている「2」というユニットとの戦闘を有利に進めるためには、「1」に対して「誰から攻撃を仕掛けるか」「こちらから攻撃せずに、向こうからの攻撃に対する反撃で削る」等の方法をいくつか考えて、試さなければいけない。
そして、「2」を倒しても「3」「4」「5」……と続いていくならば、さらに多くの戦闘方法を試して一番効率のいい方法を見つけなければならない。
そのためにはセーブデータを複数使って、セーブ&ロードの繰り返しになる。


同様の状況になったことはゲーマーなら一度はあるかと思う。
私も冒頭で挙げた3本のエロゲーをプレイしていて、途中経過をセーブしたデータを大量に作った。
でも、大量に作ったおかげで、どのデータがどの局面時においてセーブしたのか、忘れてしまったことがよくある。
セーブデータにコメントをつけられる機能はあるけれども、いちいち入力するのが手間だし、言葉だけでは後で読み直したときに分からないこともある。
そこで、シナリオフローチャートのように、それぞれのセーブデータからの分岐や繋がりを視覚化した「セーブフローチャート」を作って欲しい。
最低限の情報として「BというセーブはAから派生している」「他にAから派生したものにCがあり、Bより後で作られた」とうの派生関係・時系列だけ分かればいい。
それだけでも、ずいぶんとセーブ管理が楽になる。


プレイを快適に進めるためにも、シミュレーションゲームを作っているエロゲーメーカーには「セーブフローチャート」の導入をぜひ検討して欲しい。
お願いします。
なお、この記事は私がエロゲーマーなので主にエロゲーについて書いているけれども、コンシューマーゲームにも当てはまることだと思う。