綺麗な姿勢の保ち方

1.姿勢を良くする。

やっぱりか、といわれそうだが姿勢というのは声に直結しているし、スラっとした姿勢というのは人類にとって最も普遍的な善だ。その範囲は東洋の古武術、読経から西洋のオペラ、バレエ、果てはアメリカの大統領選挙のマニュアルにまで及ぶ。姿勢を良くするトレーニングというのは何百種類もあるが、最も簡単な方法は「頭のてっぺんに糸がくっついててそこから上にひっぱられてるイメージ」を持つことだ。これならヨガマットを敷いたりダンベルを買ったりする必要は無く、歩いてるときやデスクワークをこなしてるときでさえも、思いたった瞬間に実践できる。


顔が悪くてもモテる奴はいるが、声が悪くてモテる奴はいないより


「頭のてっぺんに糸がくっついててそこから上にひっぱられてるイメージ」を持つと言われても、普段スポーツやバレエなどの身体を動かすこと・体感を鍛えることをしていない人にとっては、結構難しかったりする。
なので、ちょっと解説してみようかと。

胸を反らす

そっくり返るほど胸を張らなくていいので、首を動かさずして胸を反らすと目線が地面に水平になるくらいを目安にする。
この時、肩に力を入れずに緩めておくこと。
肩に力を入れると綺麗な姿勢を維持しようとして肩が凝っちゃって、逆に身体に良くない。
じゃあ、どうやって胸を反らすのを自然に維持するかというと、背筋と腹筋で支えます。
背筋と腹筋に適度に力を込めて肩を緩める、そうすると楽に姿勢が維持できます。
あと、肩を怒らすのではなく、逆に肩を下ろすイメージで。

あごを引く

この時、顔が悪くてもモテる奴はいるが、声が悪くてモテる奴はいないにも書いているように、「頭のてっぺんに糸がくっついててそこから上にひっぱられてるイメージ」を持ってあごを引きつつ、背中と頭頂部が一本の線でつながるような感じで。
目線は下げない。

腰を入れる

腰を突き出すのではなく「入れる」
要するに、腰を曲げずにまっすぐに保つ。
お尻にも少し力を入れて引き締めること。
また、椅子から立ち上がるときに「よっこいしょ」と一度上半身を軽く折り曲げて立つのではなく、上半身の姿勢を保ったままスッと立ち上がる練習をするのもいい。

歩き方

足だけを動かして歩くのではなく、股関節を使って歩く。
分からない場合、モデルさんの歩き方を参考にするといい。
腰からスッスッと動いていくイメージ。*1
歩く時、片方の足が地面についている時はもう片方はつま先足立ち状態。
片足が前、もう片方が後ろというように重心が体の中心あるときは、前に置いた足は踵だけで接していて、後ろに置いた足はつま先だけ地面に接している。
例えば右足が前にあるのなら、右足の踵と左足のつま先だけで身体を支えられるように。
この状態を作りながらバランスを取れるようにゆっくりと歩く練習をする。
漫然と歩くのではなく、自分の今の姿勢がどんな感じなのか意識すること。

おわりに

一番手っ取り早い方法は、姿勢のいい人にスパルタで姿勢を正してもらう。
あと、その人に実際に触ってみて筋肉の動かし方を直に確かめる。
これが一番早くて確実。
私はこれで姿勢を良くした。
ここまで書いてきたのは社交ダンスの先生にその時教わった。


慣れれば自然に姿勢を保つことができて、身長が少し伸びたようにも見える。
あと、姿勢がいいとやっぱり目立つ。
ぜひお試しあれ。

*1:肩はむやみに動かさんでいいからね(笑)